粘土でキャラを作るのは楽しいです。
特に決まりはないから好きなように作っていいからです。
「きれいに作る」とか「誰かよりも上手に作る」とかそんなのいらないんです。
自分の頭の中から湧き出るイメージを膨らませて作ってみましょう。
色や、形、目の数や口の数、固定概念のとらわれず、まずは作ってみましょう。
ねんど教室でも「粘土の世界はなんでもあり」と言い続けていたら最近は生徒さんの方から「粘土の世界はなんでもありだからいいんです!」って言われました。浸透してきました。
でもいきなり「新しいキャラをねんどで自由に作って見て。」と言われてもなかなか難しいですよね。
そこでまずは新しいキャラをデザインするときの組み立て方をできるだけ簡単にいくつかの例を選んで作る方法を一緒にやってみましょう。
*ここでは形に関して説明しております。色を考えて作りましょう。
『自分だけのキャラをデザインしよう』
1、何を一番表現したいか決める
今回作るキャラによって何が一番伝えたいことかを決めます。
仕事で作る場合はすでにこのテーマが決まっていることが多いですが個人的に作る場合は今一番自分が好きなもの、興味があるものを考えてみましょう。
例えば ・ラーメン ・ハンバーガー ・アイスクリーム そんな食べたいものでもいいですし ・アメリカ ・フランス ・アフリカ など行ってみたいところでもいいですし ・波乗り ・バンジージャンプ ・スキーなどやってみたいことでもいいですね。
そのテーマが決まったら一番何が代表的なアイコン(アイテム)があるか考えます。
例えば
ラーメンなら・細長い麺 ・ナルトの渦巻き ・器の形と箸
アメリカなら・赤と青 ・星 ・青い目 ・ホワイトハウス
波乗りなら ・波 ・サーフボード ・ヤシの木
そんな風にそれを見るとテーマにつながるアイコンを並べます。
2、全体のイメージを選ぶ
頭と体が分かれているタイプと体が頭と一体化しているタイプです。
体のフォルムは大きく分けると2つのタイプがあります。
このフォルムに先ほど考えたアイコンをくっつけたり埋め込んだりしていきます。
ラーメンなら髪の毛をほそ長くチリジリにして頭の上にナルトをのせ、はいているパンツの形を器の形にする、という感じです。
下のタイプでどちらがイメージに合うか?どちらが作りやすいか?を選びます。
まだなんとなくのイメージでも大丈夫です。
3、目を選ぶ
目は大事です。
これで全体の良さが決まると言ってもいいでしょう。
テーマに合わせてどんな目にするか決めましょう。
あまり複雑にならずにシンプルな方がスッキリします。
*二重黒目は黒目の下にオレンジや水色などの色が入ります。
4、口を選ぶ
口で顔の表情が決まります。
パーツをつけないで顔に切れ目を入れたり、パーツをつけてから切れ目を入れたりといろいろですがパッとみた印象が大事です。
悩まずにインスピレーションで決めましょう。
5、鼻、ほっぺ、眉毛をつけるか決める
「鼻」があると顔のバランスが良くなりますがつけなくてはならないことはありません。
大きさも自由です。
「ほっぺ」は全体の印象が変わるので良く考えてつけましょう。
大きさによっても雰囲気が変わります。
「眉毛」をつけるときは表情がガラッと変わりますのでご注意を。
角度、太さによっても性格が変わります。
6、耳、髪の毛をつけるか決める
「耳」は動物的に頭の外側につけるか、人間風に小さく顔につけるかを決めます。
耳は、他の頭の上につけるデザインのことも考えながら大きさや位置を決めます。
後で耳が邪魔にならないようにです。
ここまできたらもう新しいキャラクターができたも同然です。
あとは全体のバランスを見て何が足りないのか?
何が余分なのか?を見て修正していきます。
立体の修正はかなり面倒なので大変ですが妥協せず納得の行くところまで作り上げてくださいね。
ハロウィンも迫ってきましたので、自分だけのモンスターを作ったり、ハロウィンのオバケを考えても楽しいかもしれません。
新しいキャラクターができたら「ねんどラボ」に投稿してくださいね。
作品投稿ページ
楽しみにしています!